アシュタンガって何?



1500年前、YOGAの根本経典『ヨーガスートラ』には八支則というYOGAを深めるための守るべき、行うべき8つの段階が説かれています。
 
Ashtanga
 
Yama…《禁戒》「〜してはいけないこと」他人に対して日常の中で行ってはいけない5つの心得
Niyama…《観戒》「〜するとよい」自分に対して日常の中で推奨される5つの心得
Asana…《坐法》YOGAのポーズのこと
Pranayama…《調気》呼吸法
Pratyahara…《制感》五感のコントロール
Dharana…《集中》心の働きを一つの方向に集中すること
Dhyana…《瞑想》落ち着きのある静かな精神状態
Samadhi…《三昧》悟り
 

 
 

Yama《禁戒》




日々、他人に対し行ってはいけない五か条
①非暴力
 暴力的にならない(言葉の暴力も)
②正直
 嘘をつかない
③不盗
 盗まない(時間、信頼、権利)
④禁欲
 欲を捨てる
⑤不貪
 執着を捨てる
 
 

Niyama《観戒》




日々、自分に対して行うべき五か条
 
①清浄
 ココロとカラダ、両方を綺麗にする
②知足
 「足るを知る」今あるものに満足しそれ以上求めない心
③苦行
 苦しさを受け入れる強さ
④読誦
 常に学び続ける事
⑤自在神
 感謝の気持ちを持つこと
 
 

Asana《坐法》




元々は瞑想のための安定した快適で緊張を緩める座り方を推奨するものとしてきましたが、現在はポーズの事を表すようになっています。
 
アーサナはカラダの声に耳を傾けることが重要です。
 
《カラダの声の聴き方》
①ゆっくり動く
 関節や筋肉、血流を感じることが大切です。
 カラダの状態に合わせて無理なくゆっくりと動く必要があります。
②呼吸に集中する
 アーサナを取っている時の呼吸は、深くゆっくりを意識します。
 呼吸によって起こるカラダの変化も意識することが重要です。
③心身一如
 ココロとカラダを一つにする事を心身一如と言い、カラダの声に耳を傾けることにとても重要になります。
 
 

Pranayama《調気》




エネルギーを活性化させるための、訓練となっています。
 
私たちのカラダのエネルギーをより良く循環させるためには、正しい呼吸法が必要です。
正しい呼吸でエネルギーを体中に巡らせることがYOGAでは可能です。
 
YOGAではチャクラという7つのエネルギーセンサーがあり、チャクラがととのい、動いてくると心身ともに安定してきます。
チャクラを動かす事は正しい呼吸が必要です。
 
脊柱が真っすぐ下から上に伸び、エネルギーが流れる姿勢を作ることが重要です。
もうひとつ、呼吸はココロに左右されます。
 
ココロが乱れている時に、呼吸をゆっくり行うとココロは落ち着きます。
呼吸に意識を向け、常に安定したココロにしていきましょう。
 
 

Pratyahara《制感》




自分の内側に目を向けるために、五感をシャットアウトしなくてはいけません。
 
自分の内側に意識を向けることを “内観” と言います。
内観をするためには、他からの刺激や情報をシャットダウンし、少しずつ意識を向ける事で内観しやすくなります。
 
内観が出来てくると、『気づき』が増えてきます。
 
“筋肉” “血流” “神経” “意識” など、自分がどうなっているのかを感じていくことが内観になります。
 
ココロは刺激が大好きです。
また、刺激に慣れてしまうもの。
 
五感を閉じ、自分の内側の心の状態を静かに観察する時間を増やすことが大切です。
 
 

Dharana《集中》




ココロの働きを一つの方向に集中する事。
ココロを動かさな状態を作ることがダラーナです。
 
私たちのココロは常に動いています。
 
そのココロの動きを一つのものに集中することで、カラダとココロが繋がります。
《ドリシュティー》
ドリュシティーとは視線を定める事です。
 
YOGAのポーズを行っている時に、視線を定める事で精神の集中を助けてくれる働きがあります。
 
①鼻  ②親指  ③大三の目(眉間の少し上)  ④おへそ  ⑤空(上方)  ⑥手  ⑦つま先 ⑧側面(右遠方、左遠方)
 
アーサナに合わせて、ドリュシティーの位置を選び集中に繋げていきましょう。
 
 

Dhiana《瞑想》




瞑想のルーツは約4500年前、インドでは人間が生きていくにはとても残酷な環境でした。
 
戦争により、苦しみに満ちた環境の中でどうしたら平和に心穏やかに暮らせるのだろうか・・・
 
その答えは、『環境が変えられないなら、その受け止め方を変えればいい』
 
生きにくい世の中を、そり快適に平和に過ごすために誕生したのが瞑想です。
ココロは欲望によって動かされるものとして考えます。
 
何かを「欲する」気持ちがカラダを動かす事にもつながる欲望も、立派なエネルギーです。
雑念を払うことからはじめ、ココロを無にしていくことが瞑想です。
 
瞑想が深まると “感じる力” が養われてきます。
現代人は“考える力”を養うことが多くなってきています。
 
“感じる力” は直観力にもつながるので、自分の生きやすい環境を作れます。
 
 

Samadhi《三昧》




心身を浄め、本当の自分になったときそこに悟りがあると言われています。
 
当たり前の反対は・・・?
 
有ることが難しい⇒『有り難い』
 
常に感謝の気持ちを持つことでサマディに近づけます。
 
YOGAの教えで “上座心” と “下座神” があります。
 
“上座心” は見返りを求めるココロ。
 
『ご飯作ったのに美味しいって言ってくれない』
『○○してあげたのに、お礼がない』
 
これは、“してあげたのに〜” という見返りを求めるココロ。
 
“下座心” は見返りを求めないココロ。
 
『私が好きでしているのだから、気にしないで!!』
 
と、さりげなく人を気遣い、思いやるココロ。
 
日常生活の中にYOGAを取り入れることでココロに余裕が出来き、フラットな自分でいられます。
多くを求めず、常に感謝の気持ちを持つことがYOGA本来の目的です。